熊本城マラソンレポート
充実したコンテンツの中に熊本城マラソンがなかったので、今後の参考としてレポートしたいと思います。
フルマラソン出場も30回を超え、近年さが桜マラソン、下関海響マラソン、別大マラソンのローテーションとマンネリ化してきたので、違う大会にも出てみようと考えました。
北九州マラソンは走ったことがあるため同時期の熊本城マラソンを走ることにしました。
熊本城マラソンのナンバーカードは事前郵送ではありません。大会前日、九州新幹線に乗って熊本駅に着き、熊本ラーメンを食べてから受付会場の花畑公園に向かいました。
この大会では引換えハガキはなくスマホのバーコードと身分証明書で受付をします。
おもてなし広場にはNHK大河ドラマ「いだてん」のブースがありました。同時開催の30キロレースは金栗記念です。
今年、金栗四三で盛り上げなくていつ盛り上げるって感じです。
にもかかわらず、「いだてん」主役の中村勘九郎は熊本城ではなく同日開催の北九州にゲストスターターとして現れ「今年は熊本やろ!」とみんなから突っ込まれていました。
スタート地点は熊本城が見下ろす鶴屋前、熊本繁華街のど真ん中です。そのためか仮設トレが少なく長蛇の列。
やっと自分の順番が来たかと思ったら「個室は別の列に並びなおしてください」結局トイレは諦めることにしました。
この日の朝は気温2℃。
受付でもらった防寒ポンチョが役に立ちましたがウォームアップもできず体は冷える一方です。
9時2分、くまモンや石川さゆりに見送られてスタート。しばらくは路面電車の線路と並行し道幅も狭いので渋滞します。私の目標はできたらサブ3ですが、体が冷えて動きません。3キロ地点で3時間のペーサーに追い抜かれました。
付いていきたいところですが焦らず慎重に走ることにしました。
これから一体どれだけ離されるだろうと途方にくれました。レースは序盤、まだまだコスプレランナーが元気です。
私の30m前にはドラマ「今日から俺は」の三橋が大声援を受けています。5キロの通過は21分47秒。
ようやくリズムに乗ってきて目標ペースのキロ4分10秒前後で安定してきました。
前評判ではフィニッシュに向かう熊本城の坂以外は平坦コースと聞いていましたが、立体交差やアンダーパスが8回以上と思ったより高低差があります。
5キロ過ぎの折り返しで確認すると3時間ペーサーは100m以上先です。
三橋をパスし順調に前を抜いていきます。沿道の大応援に力をもらいます。コースは折り返しが3か所、直角カーブも多いけど苦になりません。
10キロ通過
ここまでの5キロは21分08秒。
しばらく走って2回目の折り返しでは50m以内にペーサーが。
田んぼ道でYMCAの応援を受け15キロまで20分44秒。遂に16キロ地点で3時間ペーサー集団に追いつきました。
ペーサーは大学生?ランナーが4名ほど。給水では両手のコップを周りに渡したり気配りがすごい!
集団で走ると風よけがいて楽だけど、コーナーや給水所で気を使います。
中間点は1時間29分33秒通過。ラストの登りを考えると貯金がない。
どこかでペースが上がるな(汗)この辺りは住宅街の中。コースが狭い分応援が近くて大迫力です。
25キロ過ぎ
道幅が広くなったところでペースが上がりました脚に余裕がなくなってきたので無理して付けば潰れるかもしれない。
ここは集団から離れマイペースで行くことにしました。
海に向かう広いバイパスで目標ランナーを見つけキロ4分20秒で我慢します。
いつもなら5分オーバーとがた落ちするところですが、まだまだ粘れている。
30キロ通過2時間08分。
サブ3は厳しいけど1秒でも速く前へ。
キロ4分半で先行ランナーを抜いていきます。
後半抜かれないレースは久しぶり。
ここからはカウントダウン。
あと10キロ、あと9キロ・・
再び狭い住宅街を抜け白川の堤防を走ると熊本城が見えてきました。
40キロ過ぎ、まだ登りが始まりません?
最後の給水所過ぎ、いよいよ登りが始まります。
でも、坂対策で何回も駆け上った日隈山に比べると拍子抜け?思ったほどのきつさはありません。
しかしラスト195mは急なコンクリート坂。
最後ぐらいはじっくりマラソンを噛みしめながらフィニッシュしたかったな~。
結局、タイムは3時間05分22秒。何とか復活のきっかけはつかめたか・・
レースはここで終わりではありませんでした。大急ぎで着替え観光客をかき分け旨そうなソフトクリームを振り切りタクシーに飛び乗り近くの温泉へ。
読みどおりほとんどランナーの姿は見えません。
気持ちは早くも次回レースに備え川内優輝流交替浴とカレーを食し、ランナーでごった返す温泉を後にして熊本城マラソンは完結。
スタート前の同線は不満だけど面白いコースでした。
後日、ソフトクリームを食べに熊本に行ったのは別の話です。